なぜ桜が鹿児島県より先に福岡県が咲くのか?

インスタグラムで、なんで鹿児島より福岡が先に桜が咲くんだ?
という質問がありました。
インスタでは短文で書きましたが、補足としてこちらに少し長めで書きます。

つぼみは秋までに作られ、アブシシン酸が開花を抑制しています。
花芽は夏の間にできます。
アブシシン酸は、夏の間、葉っぱに日射を浴びることで生成されるという物質されます。
そのため、台風などで早く落葉すると開花、よく言われる狂い咲きとなります。

アブシシン酸は蕾を休眠させていますが、寒いと分解されていきます。
しかしそれだけでは開花しません。
春に向けた暖かくなると蕾にジベレリンという、開花を促進する物質が生成されます。

余談ですが桜の開花予想法に「600度の法則」というものがあります。
「2月1日以降の最高気温を足し算していき、累積温度が600度を超えた日に桜が開花する」というものです。
経験則として使われています。

鹿児島県は福岡県よりも最低気温が低くはないので、アブシシン酸の分解が促進されず「開花させないロック」がかかったままです。
そのため、暖かい鹿児島よりも寒い福岡の方が先に桜が開花します。

沖縄でソメイヨシノが咲かないのも最低気温が足りないためです。

詳しくはポッドキャスト「そんない理科の時間」で解説されていますので、お時間があればお聞きください。